■2016年10月07日の「今日のことば」■
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![]() どうして意地悪なんかするのかな? 《オリヴァー・ジェームズ博士(心理学者)の答え》 きみは、自分はなんにも悪くないと思っているのに、 お父さんやお母さんからガミガミ小言を言われることあるかな? そんなときは頭にくるだけじゃなくて、 なんだか悲しくなっちゃうよね? そうやってムシャクシャすると、 こんどはきみが別の子に、ちょっと意地悪したくなっちゃうんだ。 たぶん弟や妹にむかってね。 大好きなおもちゃをわざと隠したり、 「やーい、数も数えられない、バーカ」なんてからかったりする。 弟や妹がどれだけ怒るかわかっているのに。 さもなければ学校の子が相手だ。 どんなことをすればいやがるか、きみはちゃんと知っているからね。 魚が大嫌いな子に、今日の給食は魚だよって言ってみたり、 悪口を言ってみたり… 人に意地悪するのは、そういうわけなんだ。 だれかから、なにかをされて、むっとしたり落ち込んだりする そうすると、そのやりきれない気持ちを晴らしたくなる。 そこで、だれかを怒らせたり悲しませたりしようとする。 まるでほかの人をゴミ箱に使うようなものさ。 心の中にたまったゴミみたいな気持ちを、 相手の中にすてようとするんだよ。 そして少しのあいだだけはほっとするんだ。 「ああ、よかった、ゴミがなくなって」 って思うから。
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この先があります。
「でも、そんなにうまくはいかないよ。 しばらくすると、心の中のゴミがまたわき出してくる。 海や池に何かを投げ捨てたら、水面にぽっかり浮いてくるみたいに。 意地悪なんかして、しまったと思うせいかもしれない。 それで夜、いやな夢を見たり、イライラ、ムカムカしたりするんだ。 さびしてくて泣いちゃうかもしれない。 たぶん、それほど後悔しない子もいるだろう。 そういう子は手当たりしだいに意地悪するから、 なかよくしてくれる子はいない。 それでもっと不機嫌になって、落ち込む。 もっとたくさんのゴミを、まわりじゅうの人に捨てようとする。 そうやってもっとひどいことになっていく。 最後には、自分がゴミの山に埋もれているように感じるだろうね。 次にだれかがきみに意地悪をしたら、こんなふうに考えてみよう。 「この意地悪な子は、どうしてこんなに暗い顔をしているのかな。 ぼくに意地悪したくなるほど、悲しくて腹を立てているのは、 どうしてだろう?」 奇妙だけど、そう考えると、あんまり怒る気にならないと思うよ」 この本には、子どもたちの100の質問に、 世界の第一人者100人の答えが書かれています。 むずかしい質問も答えもありますが、なるほど、 こういうことかもしれない、と発見もあります。 今の生活に流されて、人間の原点や素直な心、善悪、基礎知識など 見失いがちなので、時にこのような本を読むと心がストンと落ちること 多いですね。 |
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