■2016年10月04日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
夫婦、恋人、親子、親友であろうとも、 他人であることに変わりはない。 そして他人である限り、どれほど相性がいいようでも、 自分と違うということ、違って当たり前であり、 違わなければむしろおかしいということに気づくべきであろう。 それはことばを換えて言うなら、 相性というものへの絶対的信仰を捨て、 相手との間に存在する「距離」を認め、尊重し、 それに耐えてゆく孤独さをかみしめることと言ってもよい。(略) 長い間一緒に生活してゆく上には、 思いがけないむずかしいことが生じてくるものだ。 要は、相性という暗示にかけられて、この人となら 努力しなくても必ずうまくゆくという迷信をもたないことであり、 反対に、この人とは相性が悪いから絶対ダメと頭から決めてかかって、 相手と合わせてゆく努力を怠ってはいけないということである。
まゆの感想
夫婦、恋人、親子、親友とうまく「距離」を保つこと、
相手の違いを認め、尊重すること、それを受け止めていくことは、 とてもむずかしいなぁと思います。 近しければ近しいほど。 違いがわかると、 「なんで、こんなに違うの?信じられない。 こんなに違うなんて…もうわかりあえないね」 なんて思うこともあるし、同じように考えていると思っていたのに、 「え~~、そんなふうに考えていたの?」 なんて驚くこともあります。 自分とは違うのですね~ どんなに近しい人でも、愛する人でも、相性がよい人でも。 この事実をしっかり受け止めるのは、寂しいことですが、 やっぱり一人ひとり違うのです。 だから、その違いをやみくもに批判せず、否定せず、 その違いを受け止め、悲観的にならずに、 相手を理解しようとすること、わかり合える努力をすること、 それが生活して行く上で大切なのだなあと思います。 そうできるといいですね~ |
|