■2016年08月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
似ているようでまったく深さの違う言葉がありますね。 たとえば「磨く」と「拭く」。 花瓶を布切れでサッとこすってホコリを取るのは「拭く」 ピカピカに光るまで同じところを何度もこするのが「磨く」。 だから花瓶でもタンスでも靴でも、 拭くだけでは光ませんが、磨けば光ります。 よそのお宅や会社を訪問しても、拭いたところと 磨いたところは、たいてい見た瞬間にわかってしまいます。 このように、磨くというのは同じところを何度もこすって 光らせることをいい、それが「技術」になります。 たとえば、野球の練習でも同じ動作を何度も何度も反復します。 こうして野球の腕が磨かれていくのです。 自己啓発も仕事も同じこと。 語学力を身につけたい、表現力を高めたいと思うなら、 同じことを繰り返し、繰り返し練習することです。 頭を磨きたいと思うなら考えに考え抜くこと。 それがあなた自身を輝かせる一番の近道だと思います。
まゆの感想
「磨く」と「拭く」の大きな違い…
拭いても光らないけど、磨けば光る… なるほど、どうやら私は「拭く」ことが多いな、 磨いてないな、なんて思いました。 家具も、仕事も、自分自身も、磨いていきたいですね~ ピカピカに(笑) この本は、創業1938年、老舗ねじ会社の日東精工株式会社の 社員研修用のオリジナル手引き書を、一般向けに生き方やビジネスにも 活かせるように編集して書かれた本です。 ねじからこんな世界が見えてくるとは、 生き方に役立つ共通点がこんなにあるとは、 ビジネスで、こんなに役立つ考え方があるとは… とまさに驚きでした。 そして面白かったです。 こんな一文が印象的です。 「目に見えないところでも、 私たちの生活をしっかり支えているねじ 一見地味ですが、ねじから教わることはとても多いのです。 あなたの心のねじ、締まりすぎていませんか? ゆるみすぎていませんか? たまにはゆっくり点検してみましょう」 |
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