■2016年02月12日の「今日のことば」■
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![]() 幼稚園のとき、はさみをつかうことができるようになりました。 どこに貼るのか教えてもらえれば、のりで貼ることも できるようになりました。 けれども自分ひとりで作品を完成させることは、 なかなかできませんでした。 やり方を教えてもらっても、覚えるのが難しかったからです。 みんながどんどん自分の力で、切ったり貼ったりして作品を 完成しているのが、本当にうらやましかったです。 今僕は、幼児用の工作ワークなら、 完成図を見て、自分で作ることがきます。 4~6歳くらいの子どもでもできるものなので、 自慢するようなことではないかもしれませんが、 ひとりで作ることができて楽しいです。 昔は、こんなことができるようになるなんて 思ってもいませんでした。 13年もかかりましたが、僕はようやく、 幼稚園の頃うつむいていた僕に、こう言ってあげられます。 「君は、必ずできるようになるよ!」
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東田さんは、こんなことも言ってました。
「小さかった頃は、あきらめなければみんなに追いつけると 思っていました。成長するにつれて、障害を抱えているために、 どんなに頑張っても、他の人のようにはできないことがあると いうことが、わかってきました。 それがわかったために心がぺちゃんこになった思い出は、 今でも僕の心にトゲが刺さったように残り、 消えたわけではありません。 この心の傷は、もう治せないと思っていました。 過去は、どうにもならないことだからです。 でも、今の僕がひとつずつリベンジすることで、 すいぶん気持ちが楽になってきました。 その頃できなかったことも、今ならできることがあります。 僕は、幼稚園の頃に泣いていた僕を、助けたかったのです。 他の人には、わからなくても、僕がどんなに辛かったか、 僕自身が一番よくしっています。 そのとき、たいしたことではないと、人になぐさめられても、 僕には一大事だったのです。 今なら、人がどうして、たいしたことではないと 言ってくれたのか理解できます。 あの頃の僕を見守ってくれていたみんなの気持ちを、 自分勝手な思い込みで誤解していたことにも気づきました。 思い出を修正することができたのでしょう。 僕の心のトゲが、1本抜けて、本当に良かったです」 小さなころの自分に、 「大丈夫、いずれできるようになるよ」と言ってあげられたら、 小さなころの自分は、とても自信となるでしょうね。 いろいろなことで傷ついても、心にトゲが刺さっても、 「大丈夫、いずれ癒やされるよ、トゲは抜けるよ」 と教えてあげられたら、とても力になるでしょうね。 そんなことをあれこれと考えさせられました。 |
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