■2015年12月22日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ドイツ語でいう「知る」には2種類ある。
ケネンとヴィッセンである。 ケネンは浅く知っている場合に使い、 ヴィッセンは、深く知っている場合に使う。 誰々と知り合いだという場合の知はもちろんケネンである。 ヴィッセンのほうは、 学者が専門の事柄を知っている場合などに使われる。(略) こういうふうにして自分の知識を2種類に分けてみると どうなるだろう?もちろん、 浅い知恵のほうが多いだろうが、すこしばかりは、 ヴィッセンのほうの知もあるだろう。 それが実は、自分が最も関心をよせている事柄なのだ。 自分ばかりでなく他の人も同じである。 だとしたら、お互いの深い知のほうを 寄せ集めて組み合わせれば、何が生まれるだろう。 それがすでに到来しているプロ社会での 大きな武器になるのは当然のことだ。
まゆの感想
自分のケネンとヴィッセンを知っておくことは
かなり重要だそうです。そして、一つの目安として、 「自分の蓄えた知に関する分野の本をいくつか読んでみて、 あまりにも簡単すぎるという感想を抱くならば、 その知は、とりあえずヴィッセン」だそうです。 自分の知を2種類に分けてみることなど、 ほとんどありませんでしたが、振り返ってみると、 今もっている多くの知はほとんどケネン、 ヴィッセンは。これとこれと数えられるほどしか ありませんでした。 人には誰にでも、この両方の知があるといいます。 そして、このヴィッセンを役立てる方が、 その人にとっても、周りにとっても有効だそうです。 他の人のヴィッセンを知ることは、そう簡単にはできませんが、 今後はこのヴィッセンを聞いていきたいと思いました。 そのほうが深く知れて勉強になるし、知らないことを知れると 楽しいし、仕事でも役立つことも多いように思うからです。 もっとも雑談やおしゃべりなら、 ケネンのやりとりかな、 これも楽しいからやめられません(笑) |
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