■2015年06月26日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人は余命を知ってあらためて生き始める
いのちに限りがあることを間近に意識するようになると、 いろいろなことについて、とても深く真剣に考えるようになります。 病気がなくて健康で10年生きていてもそんなに深く 考えられるようにはならない、そのくらい考えぬくようになる。 人はみな、死を覚悟することで 本当のものが見えるようになるのだと思います。 そして、「今日一日の大切さ」や、 「いまこうして生きていることの喜び」 を実感するようになります。(略) 自分は死んでいく身だということを受け入れた上で、 人生の最期にどんな生の煌めきを味わいたいのか。 残された時間のなかで自分らしい「入舞」を舞い納められたら、 悔いなく人生の幕を下ろせるのではないでしょうか。 その心の張り合いとなるものが、生きがいなのだと思うのです。 生きがいが感じられることが、精神的な支えとなり、 生きる力、生命力そのものを支えてくれるのです。 死に際してどんな「入舞」を舞うかは人それぞれです。 たとえば、やりたいことをやる、行きたいところに行く、 会いたい人に会う…、最後まで人生に課題を持ってください。 目的を持って生きてください。 どんなことでもいいのです。
まゆの感想
「入舞」とは、世阿弥(ぜあみ)の言葉で、
引き際に舞台に戻ってもう一度舞うことで、 「晩年に一花咲かせる」という意味で使うそうです。 その「入舞」をどう舞うかは、その人それぞれ。 私は、できれば何も考えずに、 自然にとけこんで、ただ舞いたい、 そうできたらいいなぁと思っています(笑) そのためには、 (昨日も書いたのと同じようで恐縮ですが) こうして元気に生きていられることに感謝して、 出来ることはやろう、どんどんチャレンジしていこう、 と思っています。 この世に未練を残さないように… みなさまは、どんな「入舞」舞いたいですか? |
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