■2014年11月21日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ああしろ、こうしろと言われたら、
頭から反発するのではなくて、どうしてそうなのか、 どうしてどうすべきでないのかを、 自分で考えて、判断すべき。 親から言われたことは、正しいかもしれないし、 正しくないかもしれない。 親自身、どうしてそうなのか、 自分でわかってないことはけっこう多い。 だからといって、すべてが間違っているわけでもない。 (池田昌子/哲学者)
まゆの感想
私が尊敬している哲学者の池田さんのことばです。
ああしろ、こうしろと言われたら、あるいは助言があったとき、 (アドバイスや、誰かの命令、親のことばなど) その人が、何か思惑があってそう言っているのか、 その言葉にどんな思いが込められているのか、 本当にこちらのことを思って言ってくれているのか、 鵜呑みにせずに、まずは自分の頭でそれを反芻し考えてみること、 相手の真意をつかむことが、生きていく上で大事だということです。 とくに、自分のこれからに影響してくることなら。 その場ですぐに反発し、反論して、否定したり、 逆に、その場で鵜呑みにして、何も考えずにやるより、 いったん受け止め、自分の頭で考え、 自分で判断することが、大事ということですね。 でないといつか、 「言われた通りにやったら、こうなった。 あなたがそう言ったからやったんだ。 この結果はあなたのせい。責任をとれ」 などと言うことになるかもしれません。 そう相手を責めても、自分の人生は取り戻せませんし、 相手は責任をとってくれるとは限りません。 自分の人生を生きるとは、 自分の頭で考え、自分で判断し決め、自分の責任でやっていく、 そんなことではないかと、あらためて思ったしだいです。 |
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