■2014年04月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
アメリカの航空機や宇宙機器には、
東京の大田区にある「北嶋絞製作所」という会社でしか 作ることができない部品が使用されている。 ここで制作されるロケットの頭の部品がなければ、 アメリカのロケットは飛ばない。 さらに、アメリカのスペースシャトルや人工衛星の溶接を 引き受けているもの、電子ビーム溶接という世界で唯一の技術を持つ、 日本の「東成エレクトロビーム」という中小企業である。(略) こうした「日本にしかない技術」というのは、 日本人の知らないところに数え切れないほど存在している。 もう一つユニークな例をあげる。 サッカーのワールドカップや国際Aマッチなどで 審判が使うホイッスル。 この製造を一手に担っているのが、 「野田鶴声社」という日本の企業である。 同社のホイッスルは音色、耐久性ともに世界的に 最上級の評価を受けていて、ヨーロッパを中心に 各地で使用されている。 日本の職人芸が世界の一大スポーツイベントを 陰で支えているのだ。
まゆの感想
この本には、楽しめるジョークだけでなく、
世界から日本がどのように見られているかなども いろいろな角度から書かれていて、楽しく読めます。 今日の話は、かなり誇らしく思った話しです。 せっかくなので、この本に書かれている 技術国ならではのジョークをひとつ紹介しますね。 「青いキリン」 ある酔狂な大富豪が言った。 「もしも青いキリンを私に見せてくれたら、 莫大な賞金を出そう」 それを聞いたそれぞれの国の人たちはこんな行動をとった。 イギリス人は、そんな生物が本当にいるのかどうか、 徹底的に議論を重ねた。 ドイツ人は、そんな生物が本当にいるのかどう、 図書館へ行って文献を調べた。 アメリカ人は、軍を出動させ、世界中に派遣して 探し回った。 日本人は、品種改良の研究を昼夜を問わず重ねて、 青いキリンをつくった。 中国人は、青いペンキを買いに行った。 たまには、ふふふと笑える本も楽しいですね。 |
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