■2014年03月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
主体的になるということは、
相手に依存するのではなく、自立をするということです。 相手の状態がどうであれ、 自分がすべきことにベストを尽くすということなのです。 一方、受け身なスタンスというのは、 相手に依存しているわけですから、相手が自分の期待どおりでないと、 それに不満を感じたり腹を立てたりします。 ある夫婦の会話で見てみましょう。 夜になって会社から帰宅してきた夫が、妻に尋ねます。 夫「例の郵便、出しておいてくれた?」 妻「あ、こめん、忘れてた」 夫「なんだって!(怒りながら)明日必着だったんだぞ。 楽しみにしていた懸賞だったのに、どうしてくれるんだ」 このケースで夫は、 「おまえのせいで、楽しみにしていた懸賞をあきらめなきゃいけない」 という被害者的なスタンスになっています。 つまりこれは、相手に依存しているわけですから 「甘えの心理」と言えます。 ここで主体的に考えになおすならば、 「郵便を締め切り前日に頼んだのがまずかったな。 次からは、もっと早めの時期に頼もう」とか、 「妻も忙しいだろうに、自分で郵便を出そうとしなった俺が 怠慢だったな」など、自分の行動を反省することができ、 この出来事から学びが得られるのです。 そして、こんな主体的な発想になると、 「そうだ!今から夜間窓口のある郵便局に行って、 速達で出せばいい」などの解決策も出やすくなります。。
まゆの感想
著者は、さらにこう言っています。
「主体的になるということは、相手への甘えを手放し、 一人の大人として心理的に自立するということです。 《人生の被害者》から、《人生の創造主》へと、 シフトするということなのです」 主体的になると、人に頼らず、 「自分で解決できることが多くなる」 ということでもあるように思います。 誰かが側にいるからと誰かに甘えて、つねに誰かに頼み、 誰かがしてくれるのを待つことが習慣になってしまうと、 そのことについて、なにも学ぶことができません。 すると、一人では何もできなくなってしまいます。 不自由があって、手間をかけて自分がやってこそ、 どうしたら上手くできるか、手早くやれるかもわかり、 次の解決策も見つかり体得していくと思うのです。 また、それが自分の知恵となり、自信となり、 違うことにも、役立てていけるようになると思います。 思うようにやってくれない誰かを責めて、怒るより、 自分でやって知恵と創造力をつけていきましょう。 なんといっても、自分の人生ですしね。 人生の被害者より、人生の創造主になっていきましょう。 そのほうが人生が輝き、楽しんでいけると思います。 |
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