■2014年02月04日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
優しさは、とても変装が上手です。
時々、それは似ても似つかない格好をしています。 怒りだったり、冷たさだったり、時には、憎しみだったりします。 あんまり変装が上手なので、素顔が何年も分からない時もあります。 そして、ある時、ハッと気づくのです。 「あれは、もしかしたら…」 そういう優しさって、いいと思いませんか? 気がついた時、ドラマチックに喜びと感謝の気持ちで、 いっぱいになるでしょう。 それは、ひとつの勇気かもしれません。 嫌われる勇気です。 憎まれる勇気です。 その勇気を持つことができれば、よく言われる、 優しさとは強さだ、ということも理解できるでしょう。 自分自身が誰にも見つけられない優しい気持ちを持ち、 また誰もきがつかない優しさをちゃんと感じられること、 そんな粋で賢い女性になってください。
まゆの感想
表面的にすぐにわかる、目に見える、手にとれるような
優しさだけを「優しい」と思いがちですが、 後になって、しみじみ、 「今になって、親の気持ちの気持ちがわかる、 断腸の思いで言ったのだ、なんてありがたい」 「あのとき、上司が言ってくれたひと言に反発してここまでこれた。 あのとき言ってもらわなかったら、ここまでこれなかった…」 「ただ耳にいいことばかりを言っていた友人たちもいたけど、 ○○は、本当に自分のことを考えて忠告してくれたんだ… 今、わかった」 などということは、あるのではないでしょうか。 母が、憎まれることを覚悟で言ったあのひと言。 父が、陰で心配しつつ、冷たく言い渡したひと言。 パートナーが、相手のことを思いつつも上手く伝えられずに、 そっけなく言い放ってしまうひと言。 上司が、誤解を承知で、厳しく言ってくれたことば。 先生が、勇気を持って、語りかけてくれたことば。 友人が、絶交を覚悟で、忠告してくれたことば。 今は、冷たいひどい人だ、嫌味、イジメ、嫌がらせと 感じて、その真意がわからなくても、これから、 いろいろなことを経験していけば、後で気づく、 大きな優しさや、その人の人間性、ありがたい気持ち、 など、たくさん感じることでしょう。 「ああ、なんてありがたい、あの人がいてくれたからだ」 という人がいたら、素直に感謝して、 いつでもいいから、お礼を言いたいものです。 そして、自分もそんな「優しさ」を、身につけ、 勇気をもって、実践していきたいものです。 |
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