■2013年10月22日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
病のなかで感じた孤独は、
人間のありのままの姿なのではないか、 また、そうであるからこそ、病人は、 人のありようの一端がわかり 他人と本当に関係を持つことができるのではないか。 健康がなくなることで、健康や生命がわかり、 対人関係が切れることで、人との繋がりがわかる。 歩けることのすばらしさ、話せることのありがたさ。 当たり前の、当たり前じゃなさ。
まゆの感想
さらに、この本では、健康と病についてこう言っています。
「健康は、例えば親の愛のように「なくなる」ことでしか 「ある」ことがわからない大切なもののようです。 病によって健康の大切さが浮かび上がる。 そして、生命や日々の大切さを身体で感じる。 平凡な見方ですが、それだけでも病に価値はありそうです」 健康でいると、健康のありがたさというのはほとんど感じられず、 体調が悪くなったり、病になると、今までの健康が どれほどありがたく、大切なものなのかわかるのだと思います。 また、東日本大震災、このたびの台風などで、 穏やかな自然、当たり前の生活が突然なくなるのを目の当たりにして それが、決して当たり前にあるものではないのだと気がつきます。 それが、どれほど尊く、ありがたく、大切なものであるかも。 なくなってからわかること、失ってからわかること、 いなくなってからわかること… 何か大変なことが起こってからわかること… この世は、そんなことだらけなのだなぁ、 そんなことが多いのだなぁ…と感じます。 今あるものは、心のどこかで、 「当たり前にあるもの」「当たり前のこと」 と思い込んでしまっていて、 それに甘えてしまっているようにも感じます。 今こうして平和に生きていること、今ある健康も、 自然も、この土地も、今のおかれている環境も、 家族も、お世話になった人も、友人も、周りにいる人たちにも、 感謝して、大切に大切にしていかねばなぁ、と思います。 わかったけど、なくなっていた…すでになくなっていた… なんていうことにならない前に。 |
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