■2013年10月17日の「今日のことば」■
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「今、ここ」の現在を楽しむためのヒント
例えばね、旅行に出かけたことの考えてもらえば わかりやすいと思うんです。(略) 大好きな恋人とリゾートに5泊6日の旅。 すると、最初の3日間心から幸福を謳歌しているんですね。 憧れの場所に行った、買い物をした、美味しいものを食べた。 一緒に行った相手と、甘い時間を過ごした。 ところが4日目くらいから「明後日帰らなきゃいけない」 ってことを意識し始めるでしょう。そうすると、 「イヤだなぁ、帰りたくないなぁ」って、一日中ずっと 気持ちのどこかでうつうつとしている人がよくいるんです。 旅行から帰って、いつものありふれた日常に戻ることの辛さを 先に考えてしまい、恋人に気を遣って楽しそうにしているけれど、 実は残りの2日間くらいはずっと、うつうつとなってしまっている… つまり、「今、ここ」にいないわけです。 まだ旅行中なんだから、その楽しさに集中すればいいのに、 それができなくなる…(略) 楽しい時間への執着が起こるんですね。 幸福の純粋性を本当に味わうためには、 「今、ここ」で起きた幸福感を、そのままの時と共に 流していかなきゃ、いけないんでしょうね。 そういう意味では、「幸福は絶対に過ぎ去るもの」なんですよ。 それを覚悟しておかないと、一度つかんだ幸福に固執するあまり、 「ああ、あの時は楽しかったのに…」というマイナスの感情に 変化してしまうわけです。
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これと似たようなことで、土曜日は楽しいけれど、
月曜日の通常の生活を考えてしまって、日曜日は憂うつになる、 なんて方も多いのではないでしょうか。 また、恋人と別れる時間が近づくと、寂しくなってきて、 ついつい恋人に当たったり、怒りっぽくなったり、 暗~い顔になったりするなんてことも… (若い頃は、よくありました…私も) 辛いこと、イヤなこと、気が重いこと、寂しいことを、 前倒しで考えて、その時が来る前から憂うつになる… つまり、その時を楽しめなくなってしまう、のですね。 これはこれで人間的な感情とも言えますが、 その時を楽しめない分、かなり損をしているとも言えそうです。 そして、おそらく、相手に、 「せっかくこうして旅行にきているのに、 なんで、そんな暗い顔をするんだ、いつもそうだ」 「せっかく会っているの、どうしてそんなにプリプリするの?」 なんて、言われてしまいます。 ネガティブな感情を先取りして、まだ先のことなのに、 今このときに味わわなくても、いいように思います。 自分の辛いこと、イヤなこと、気が重いこと、寂しい感情に、 前倒しして長い時間、振り回されなくてもいいように思います。 振り回される時間を、少しでも短くしていけるといいですね。 例えば、旅行が終わる1時間前からにするとか、 日曜日も、お風呂に入っている時だけにするとか、工夫して。 ネガティブな先取り感情、少なくしていけるといいですね。 |
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