■2013年09月10日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
一つの風景でも、絵も、その人の見方でがらりと
違ったものに見えることがあります。 人に対しても、その人をどう見ているか、 「心の根」というものがあるのではないでしょうか。 人のいいところを見ると決めればどんどんいいところが 見えてきますし、悪いところを見ると決めてしまえば 悪いところばかりが見えてきて、「イヤだな」と思ってしまう。 どちらの見方が正しいとか間違っているということではありませんが、 どちらの心がより安らかであるかは明らかでしょう。(略) いつも「この人のいいところを探そう」と、心に決めて 人と出会っていく…たとえいやなところが見えたとしても、 その3倍くらいその人のいいところだけを見続けていく。 そうすれば、あなたのまなざしはきっと優しさに包まれてきて 相手の表情もやわらかくなっていくのではないでしょうか。
まゆの感想
同じことを語る場合でも、
いい方やその順番で印象ががらりと変わることは多いものです。 例えば、誰かに、 「□□さんは、とてもいい人なんだけど、○○なところもあって、 いつも周りがイヤな思いをしているのよ」 「□□さんは、○○なところもあって、周りがイヤな思いをする こともあるけど、いい人なのよ」 と、聞かされた場合、□□さんの印象はどうでしょうか? 最初の方は、□□さんは、イヤな人なんだと印象で終わり、 後の方は、いい人なんだという印象で終わる、と思われませんか? そしてあなたは、どちらのいい方をすることが多いですか? □□さんを、イヤな人という印象づけて終わらせるか、 いい人という印象を残せるか、例えば、つまらない仕事でも、 つまらない仕事だという印象で話しを終えるか、 なかなかやりがいのある仕事だと話しを終えるか、 実は、これは、こちらの「心の根」を写す鏡でもあるようです。 イヤなこと、悪いこと、不安なことを相手に印象づける人は、 自分も心の根で、そんなものをたくさん抱えている人かもしれません。 なぜなら、それらが気になって仕方ないから、 たった一つのイヤなことも、大きくとらえがちになり、 それを自分の中でプラスに転換できずに、 相手にそのまま伝えてしまう、とも言えるからです。 逆に、いい印象を残せる人は、自分の心の根も軽いと思われます。 それらがあまり気にならずに、それはなんとかなるだろうと、 思える力があるからです。 自分の心の根を軽くしていくには、悪いところに気づいたら、 いいところも見ていく、そんなことが必要なようです。 |
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