■2013年05月14日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ブレントは人事評価で百点満点中92点をもらい、
給料が8%上がった。ところが彼は、 上司がなぜ100点をくれなかったのかとあれこれ悩んだ。 そして「ぼくは何が足りないんだ」と落ち込み、 拒絶されたように感じた。 一方、ブレントの同僚リリーは、別の部でブレントと同じ ポジションにいる。彼女は人事評価で91点をもらい、 ブレントと同じく8%給料が上がった。 彼女は「わたしって、できるんだ!」と自分を誇らしく思った。 リリーは人事評価で百点をとることなど求めていないので、 91点は彼女にとってよい点数である。 この点数は成功とお金を意味する。 彼女は自分が立派に仕事をこなしている自負があったし、 上司はめったに百点を出さないこともわかっていた。 ブレントは、給料が上がるのはもちろん、 人事評価で百点満点をもらえることを期待していたのだった。 92点というスコアは、彼にとっては欠点があるということで、 それでは真価が認められず、この仕事を続けていても 出世できないということである。 ブレントは、自分が不完全だと感じることによって悲しみ、 落ち込んでしまった。彼は 「完璧でなければ他人から拒絶される」と考えている。
まゆの感想
さらに、こんな違いがあるそうです。
「ブレントは、上司の評価をまるで顔を平手打ちされたように感じ いくら努力しても上司から認めてもらえないことをますます 確信したのだった。それが悲しみや怒りにつながったのである。 ブレントにとって人事評価は非常に重要だ。 なぜなら彼は、仕事の成績や他人にどう見られているかを とても気にしているからである。 一方リリーは、 「自分は完璧とはほど遠いけれど、才能がある」と信じている。 彼女は他人の意見を重要だとは思っているが、自分について 否定的な意見を言われても打ちのめされたりはしない。 今回の人事評価は、彼女がすぐれた社員であることを 裏付けるものであり、その結果彼女は誇らしい気持ちになった。 リリーにとって重要なのは、自分の自分に対する評価である」 さて、自分はどちらのタイプに近いと思いますか? また、人事評価、自分なら何点くらいほしいですか? 仕事内容は百点満点を求められる仕事もあるので、 そのときには、百点満点をとるように全力を尽くしたとして、 それでも、人事評価が百点満点とはいかないのが辛いところです。 その評価に左右されてしまうと、また、それがすべてと思うと、 やる気も自信もなくしていきますよね。 他人の評価だけに振り回されて道を見失うように思います。 リリーのように、自分の自分に対する評価基準や 自分の仕事に対する自信、もっていきたいですね、 点数なんかに左右されず。 |
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