■2013年03月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
意外に思うかもしれませんが、自信に根拠なんてありません。
むしろ、根拠なんてないほうが良いのです。 ほとんどの場合、その根拠が夢をあきらめる元になっていると 言ったら、あなたは驚きますか? 野球に自信がある小学生は世の中にたくさんいます。 きっと日本中のすべてのクラスに4~5人はいるでしょう。 「自分は自分の知っている誰よりも球が速い」とか 「守備がうまい」「打つのが上手い」「走るのが速い」 という根拠ある自信です。 でも、その根拠ある自信は、 その根拠が崩れた瞬間になくなります。 そしてその瞬間は、今までよりも広い世界に 入っていった瞬間にすぐにやってきます。 最終的に大人になっても、同じ根拠を頼りに 自信を持ち続けていられる人は、 その世界でほんの一握りになります。 つまり、自信に対してそれなりの根拠を持っていた人は、 ほぼ100%の割合でその自信を途中で失っているわけです。 自分はすごい才能を持った奇跡の存在だと自分で認めるために、 「○○ができるから」とか「~が他の人より優れているから」 という根拠は必要ありません。 (学習塾聡明舎創設者 喜多川泰)
まゆの感想
よく、地域で自分はいちばん勉強ができると自信を
持っていた子が、その地域を出た瞬間に、 自分よりもっと勉強ができる子がたくさんいると、 自信をなくして、その後、勉強意欲をなくした、 などという話はよく聞きます。 いっぽうで、よくわからないけど自信いっぱいの子は、 その地域をでても、元気いっぱいでやっていけるとも聞きます。 こんな話は、社会でも、生活場面でもよく聞きますよね。 自信の「根拠」は、狭いところでは有効でも、 広いところでは、崩れやすいのかもしれませんね。 なので、崩れたところから、また新しい自信を つくり出していける力もつけていきたいものですね。 でも、いったい、根拠のない自信をどうやって、 つくっていけばいいのか… 喜多川さんは、 「自分には、この世界に対して自分にしかできないことがある」 と自分を信じ、やっていくことだと言っています。 また、自分にうちからわいてくるような自信があるなら、 その自信ある自分を信じて行動し、 前に進んでいくことが大切なように思います。 |
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