■2013年01月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「自分」を持っていない人は、
次世代にも未来にも関心がなく、責任感もない。 自分をとりまく狭い世間にしか関心がなく、 人(年老いた親から政治家まで)が自分のどれだけ よくしてくれるかだけを期待している。 しかし「自分」を持っている人は、自分を大切にするから、 他人も、次世代も、未来も大切にする。 自分の幸せを求めて努力するし、自分が属する広い地球や 未来がよりよいものになってほしいと願い、行動する。 そして悔いなく人生を閉じる。 だから、自分の無い人は、よほどの覚悟をしない限り、 定年後の第二の人生もまた自分を無くしたまま 生きることになってしまう。 そうならないよう、自分を見つける努力が 現役の頃から必要なのだ。
まゆの感想
この本の著者、堀田さんは、知ってる方も多いと思いますが、
ロッキード裁判で腕をふるい、法務大臣官房長になった方です。 しかし、その華々しい経歴からすっぱりと早期に身を引き、 やりたかったボランティアに身を投じ、現在は、 ボランティア団体をつくり、現役で活躍しておられる方です。 その堀田さんが、今までの経験からいえることとして、 「自分が無い」ということは、若い頃はもちろん、 定年前も後も、決してよいことではないと言っておられます。 では「自分が無い」とは、どういうことかというと、例えば、 会社のいうこと、上司のいうこと、夫や自分を支配する者に ただひたすら従い、自分の意見というものを持たない人、 (持てなくなってしまった人) 肩書き、出身学校に左右される人、人に責任を押しつける人、 人にしてもらうことだけを期待する人、自分から汗をかかない人、 したいことがない人、定年後何をしていいかわからない人、 などなどで、それは、生き方に表れてくるといいます。 簡単にいうと、環境を自分から変えようとはせず、 自分の意見、自分のことを、自分のことばでいえない人、 肩書きなしで語れない人、とでもいえるでしょうか。 また、「自分が無い」ということを自覚できればいいのですが、 自分が無い人は、それもなかなか出来ないようです。 これから先の人生を生きていく上で、「自分を持つ」ことが とても大切なことだということです。 今回、格納依頼をしている「私の一字」でも、 「他」→「自」、「子」→「私」など、自分を見つめよう、 自分に気づこう、帰ろうという想いをこめた一字がありました。 「自分を持つ」ことを、目標にしておられるのだと思います。 自分のこと、想い、未来を、自分のことばで語る、 そんなことが、これから生きていく上でも大事だと思います。 ぜひ、自分のこと、自分の想い、未来を、人まかせでなく、 自分の頭、心、身体全部で、考えてみてくださいね。 |
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