■2012年11月29日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
いま、日本人は、野心や虚栄心をむき出しにして
お金や地位を求めて狂奔しています。 その野心や虚栄心が「みっともないことをしない」という、 世界から称賛されてきた国民性を全部消してしまいました。 いまは、利己心をあらわにした人たちのぶつかり合いの時代です。 はしたないことです。 「みっともないことはしない」 「卑しいことはしない」 「浅ましいことはしない」 「はしたないことはしない」 「人様に顔向けのできないようなことはしない」 「お天道様に顔向けができないことはしない」 こういった、かつて日本人の利己心を厚く包み込んでいたものを、 どうやれば日本人の心のなかに復活させられるのでしょう。 いつも、その答えを探しています。
まゆの感想
確かに、このような心を忘れてしまっている…
人間としての尊厳にかかわる大事な心だとわかっていても、 みんなもやってるし、誰もみていないし、 このくらいはいいいさ、大丈夫、やっちゃえ~ などと、今の時代の風潮や流れに、 私もすっかり合わせてしまっている、と感じます。 でも、これから先は、 この心を今一度思い出し実践していこうと思っています。 そのほうが、気持ちよく、誇りを持って、 すがすがしく生きていけるように思うからです。 正直なところ…実践はなかなかむずかしいと思いますが、 心の中にしっかりととめおいて、思いだし、 なんとか、日々の生活の中で実践をしていきます。 この本の中に、こんな話が書かれています。 「昭和19年ころ、日本とフランスは敵国同士でした。 連合国側のフランス人であるポール・クローデルが、 「この地球上からただひとつだけ滅びてはならない民族を あげるとすれば、それは日本人である」 と言いました。なぜなら 「みっともないことをしない国民だから」」 と、言ったというのです。 今は、「みっともないことをしない」と言っても、 「みっともないって、どんなことですか? どれがみっともないんですか?」 などと言われてしまう時代です。 今の日本を、クローデルさんが見たら、 いったいなんと言うでしょうね… 日本人の誇りを今一度見つめ直して、みなで作り直し、 日本人だと誇れる社会にしていきたいものだと思います。 |
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