■2011年12月12日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
2人の50歳の男が顔を合わせた。
1人は投資家となり、悠々自適の生活。 もう1人はリストラに遭い、再就職を探している最中。 この2人の人生を分けたものとは、いったい何だったのだろうか。 それは、「自分への質問」だった。 同じ大学を卒業した2人は、同じ電機メーカーに就職。 だが、入社5年目くらいから会社の業績が悪くなり、 10年後には昇給すらなくなっていた。 そのとき、リストラの男は、 「なぜ俺はこんな会社に就職したのか?こんなに運が悪いのか」 条件の悪い転勤を命じられたときは、 「なぜ俺だけがこんな目に遭うのだろう?」と自嘲するばかり。 ついにはリストラの憂き目に遭った。 一方、投資家の男は、 「このままではこの会社はダメになる。これまでの経験を 生かして何か事業は始められないだろうか?」 「今後必要とされるのは、どんな分野だろうか?」 と自分に問いかけ、独立を目指した。 そして新たに立ち上げた事業を軌道に乗せた頃、再び自問した。 「家族との時間を大切にしたい。それと同時にある程度の収入を 得るにはどうしたらいいだろう?」 そこで男は事業をすべて売却。そこで得たお金を元手に、 不動産投資を始め、現在に至るのである。 自分によい質問をし続ければ、よい方向で思考が動き出し、 行動できる。逆に、自嘲というような悪い質問をし続ければ、 悪い方向にしか思考は動かないことになるのだ。
まゆの感想
この本では、他人にいい質問することも大切だけれど、
自分に日々している質問は、もっと大切だと言っています。 なぜなら、その自分への質問によって、考える方向が決まり、 その方向によって行動も違ってくるからです。 自分が自分へのどんな問いかけをしているか、 一度見直してみるといいかもしれません。 「なんで自分はいつもこうなのか?」と思うなら、 できれば、 「それを脱却するのはどうしたらいいのだろう? 何か方法はあるだろうか? それについて何か参考になることはあるだろうか? どう行動していったらいいのだろうか?」 と、問うていきたい。 「どうせ何をやって同じ、無駄ばかり なんでいつもこうなんだろう?」 と、いつもいつも堂々巡りしていたくはない。 生きていればいろいろあるから、たまには、 自嘲したくもなって、自嘲の質問をすることもあるけれど、 できるだけ、前向きな 「どうしていったらよりよくなるだろうか?」 という方向の質問をしていきたいと思う。 |
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