■2011年09月02日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
心が満たされない、自分がわからない、
自分の人生に確信が持てない、生きている実感がない、 ほんとうは別な人生を求めているのに、それとは、 裏腹な人生を送っている…生きていることが辛く、苦しい… あなたが今、こうした状態であるなら、それは、 人生における発達的危機の渦中にいるのである。 こうした気持ちは、人がいずれかの時期に、 程度の差そこあれ、体験する。 したがって、やがて、かならず抜け出せる時期が来ることを 信じて、この辛さに耐え、逃げずに立ち向かうことである。(略) 我々は、人生のその時その時を、夢中で生きているに過ぎない。 その時期をはるかに通り過ぎた時点で人生を振り返った時に、 それぞれの時期の人生過程における意味が初めて理解できる。 危機とはチャンスでもある。 今の辛さ、困難として体験しているおとは、今現在の人生に おける発達課題なのである、その後のよりより人生を準備する プロセスである。
まゆの感想
この本に書かれている有名な心理学者マズローもレビンソンも、
「満たされなさ、空しさ、焦燥感、絶望、自棄、そうした感情の 渦中にいる時には、今は発達的危機で、発達途中で、これから、 必ず抜け出せる」 ということを語っています。 今、辛い気持ちを持っているとすれば、自分の本当の 思いや願いから、遠く離れている、何かがずれている、 何かが掛け違っている、何かが足りないのかもしれません。 今を精一杯生きている私たちには、今だけしかみえません。 今の思いだけしか感じることができません。 だから、どうしても、今の思いがすべてのように感じ、 人生すべてが暗く、悪く、寂しく思えてきがちですが、 この今の思いは、自分がこれから、よりよく生きていくための 人生からの「これでいいの?」という問いかけ、 そして見つめ直すチャンスでもあるかもしれません。 自分の気持ちを素直に見つめ直してみて、少しでも、 自分の明日につながること、明るい気持ちになれることを、 探しだし、ひとつでも実行していきましょう。 そうしていったら、気づいたときには、今の辛い気持ちは、 すっかりなくなっているかもしれませんから。 今は「発達的危機」で、かならず発達していきますから。 ※なお、マズローの有名な、人間の基本的欲求については、 以前書きましたので、参考にどうぞ。↓ 「人間の5つの基本的欲求」 |
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