■2011年06月27日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私は長く予備校の講師をしているので、よくわかるのですが、
勉強の伸びは「2の2乗数」で伸びていきます。 これは科学的にも証明されているそうです。 2×2は4です。2×2×2は8で、2×2×2×2は16です。 仮に最終目標が1024だとすると、その直前の数は512です。 最後は一気に伸び、1024に到達することがわかります。(略) だから2~16まで行ける力があるとしたら、 128~1000へ行くのは、同じ理屈なので簡単です。 ところが、みんなは 2×2×4や8、16あたりでやめてしまいます。 そこまで我慢できずに4か8でやめてしまうから、 1000にはほど遠い地点で挫折することになります。 そんなところで挫折しても意味がありません。 だったらがむしゃらにやって、64を128に、 128を256にするまでがんばるべきです。 そうすれば、いつのまにか楽しくなって、 後半は、自転車のギアを切り替えるように、 加速度的に伸びていきます。 勉強時間を、5時間どころか、 2、3時間でこなせるようになるわけです。
まゆの感想
この本には、こんな例も書かれています。
「私がイチローのようになりたいとします。 でもどうやったらなれるかわかりません。 そこで、まずバットを振ることから始めます。 毎日1000回振り続けます。すると、 なんとなくコツがわかってきます。 イチローにはなれないにしても、少なくても、 1000回振る前よりはずっとボールに 当るようになっています。それから、 フォームを直していって、もっと効率的な練習にはいります。 ですから最初はとにかく、1000回振ることが大事なのです。 それを10回や20回でやめてしまって、 「やっぱりできませんでした」というのが、 いちばんもったないやり方です」 あともう少し続けたらぐんと伸びる、軌道に乗るのに、 その前に、やめてしまう人は案外多い。 なんでもずっと同じほどの努力や苦しさがあると考えてしまい、 「もうダメだ、できない、イヤだ」と考えがちなのだ。 しかし人は、なんとなくでもコツがわかると、 それから後は、加速度的にぐんぐん伸びていく。 なんとなくのコツをつかむまでには、 ある程度の基礎時間や手間がかかる… ちょっとやってできないから、先もできないと思うか、 今はうまくできなくて、時間も手間もかかるけれど、 ある程度の基礎を身につければ、加速度的に伸びると思うか、 このことを知っているか知らないかで、 先の見通しが全然違うものになるように思う。 うんと手前で、10~20回くらいしかやらずに、 1ヶ月もやってないのに、「もうダメだ、できない、イヤだ」 と、あきらめてしまう、 あるいは、ちょっとやらせただけで、 「あの人は、何もできない、やれない、ダメだ」と 人を判断してしまうか… もったないことにならないようにしていきたいと思う。 |
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