■2011年02月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
例えば、妻は「散らかっているのがイヤ」で、夫は、
「散らかっていても平気」というお互いの言い分がある場合 その両方を尊重するにはどうすればいいか、 知恵の出し合いをすることです。 私の知合いの夫婦は、こんなふうにして折り合いをつけました。 「服を脱ぎ捨てにしてもいい部屋」を決め、そこには妻が 立ち入らず、散らかり放題でも知らん顔をすることにする。 その代わり、夫婦が共通して使う部屋では、 決して脱ぎ捨てにしないというルールをつくったそうです。 「広い家だからいいわね」と、言いたいところですが…。 妻は、本当だったら、家の中のどこでも服を脱ぎ散らかしては ほしくないけれど、ひと部屋だけ例外を認めるというところで 相手に譲り、夫は共通の部屋では妻の気持ちを尊重して、 脱ぎ散らかさないというルールを守ることにしたわけです。 以後は、服の脱ぎ散らかし問題では、ケンカが起こらなくなったとか。
まゆの感想
例えば、夫婦関係ふくめ、人間関係では、
意見がまったく違うことはよくある。 そんなときに、ただ感情的になり、 「私は、絶対にイヤなのっ」などと自分の気持ちだけを 主張しても、おそらく相手も、同じように、 「オレも、絶対にイヤだっ」などと返してくると思う。 ずっと気分の悪いままでいい、ケンカになってもいい、ならば、 そのまま気持ちのぶつけ合いをしていてもいいけれど、 もし、なんとか気持ちよく穏やかに過ごしたいと思うならば、 互いに冷静になり、そのための知恵を出し合って、 歩み寄ることが大切なのではないだろうか。 知恵を出し合えば、必ず、妥協点はみつかると思うし、 うまくいけば、ぴったりな解決策もみつかるかもしれない。 また、知恵を出し合う過程で、互いの気持ちを 理解できるようになるかもしれない。 大切なことは、それぞれの気持ちを声高に主張して、 勝った負けたの争いをすることではなく、 互いに相手の気持ちを尊重し、譲るところは譲り合い認め合い、 気持ち穏やかに過ごしていくことで、それは、 知恵を出し合ってこそできていくのだと思う。 |
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