■2010年09月14日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
すべて「ラク」を基準に選択をすると、
苦痛を乗り越えたときの喜び、充足感といった「快感」も 一緒に放棄することになります。 仕事から逃げて辞めてしまえば、困難を乗り越えて 何かを達成したときの喜びを味わうことはできません。 子育てを放棄すれば、子どもと接する中で知る、 何ものにも変えがたい幸福感はけっして得られません。 かたづけを放棄すれば、周りの環境はますます、 劣悪なものになっていくでしょう。 食事をお座なりにすれば、いずれ、体に何かの 不調が起こってくるでしょう。 ただ、ラクなほうへ、ラクな方へと選択しながら生きると、 人生にとって本当に面白いこともどんどん減少してしまうのです。
まゆの感想
さらに、この本では、こう言っています。
「困難を避けてばかりいる人生は、 「食わず嫌い」の習慣とも通じるものがあります。 食わず嫌いの人生とは、面白いこと、楽しいことを 自ら放棄する人生ともいえるでしょう。 たとえ、「食べてみたら本当にまずかった」であっても、 「二度と食べたくない味」と感じたとしても、 食べて実感するという、ただそれだけであっても、 人生経験が増えたことになりますし、その経験が いつかは、貴重な財産になります。 いろいろな味に挑戦していくことで、人生は深みが増し、 今より豊かなものになっていくものなのです」 私などは、「ラク」ばかり選んでいると、 部屋は散らかり放題、仕事はたまるばかり、 気になることは増えるばかりで、かえって気持ちが 休まらなくなってしまう。 結果、「ラク」にはならない。 もちろん、ときに「ラク」もあってよくて、 便利なものを使う「ラク」もあってよくて、 人様に迷惑のかからない「ラク」、自分の心が、 本当に「ラク」になっていくことならいいと思う。 しかし、いつも「ラク」ばかりを選んでいくと、 軽く見られたり、仕事も重要な仕事は任せてもらえなかったり、 信頼してもらえなかったり、何一つも達成できなかったり… 何の手応えもなく、つまらないように思う。 でも…常に「ラク」を選べる人は、きっと、 それでもいいのでしょうね。 |
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