■2010年03月08日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
そもそも人間は、自分の身に起きる現象の7~8割は
マイナスに受け止めるという基本的にマイナス思考の存在だ。 生き延びるためには危険を察知しなければならない。 不安、心配といったマイナス思考は、 危険察知のために必要不可欠な能力なのである。 だが一方で、不安や心配は人間を臆病にし消極的にする。 やれることもやらないで、人生を楽しめないものに してしまうのも、不安や心配なのだ。(略) 将来への不安というものは、 どんなに条件が整っても、必ずつきまとう。 将来の不安とか、先行き不透明とか、とかく評論家は、 そんなことを口にしがちだが、将来が安心で、 先行き透明な時代が今まであったかと問いたい。
まゆの感想
昔から、「一寸先は闇」ということばがあるように、
昔も今も…そして、これから先も、 先行きはいつも不透明なままなのではないかと思う。 将来に不安がなければいい、見通しが明るければいい、 そう思いたいけれど、そんなことはおそらくない。 ひとつ明るさが見えても、違うことが不透明になったり、 ひとつ不安や心配が取り除かれれば、 違うそれらがまた出てくる…そんなものなのだと思う。 だから、「見通しが明るくなったら」とか 「不安がなくなったら」なんて待っていても、 そんなときは、おそらくやってはこない。 だから、実は今がいちばん明るいのかもしれない。 いたずらに先行きを不安がり、心配ばかりしているよりは、 今の明るさや見えていることも楽しみ、受け入れ、 意識して、明るい未来を考えていく力も 大切なのではないかと思う。 |
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