■2010年01月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「やばい」という言葉があります。
ある状態を外から見て、例えば車が猛スピードで 走ってくるのを見て「危ない」=「やばい」。 ところが、今の子は自分の心情を表すのに使っているんです。 心の中が乱されて「危ない」=「やばい」。 言葉が変化していくのは事実ですし、 これでいいと感じる大人もいるかもしれません。 ただし、NHK放送文化研究所の塩田雄大(たけひろ)さんの 説ですが、言葉が生き残る条件は、中高年が口にして、 気恥ずかしくないかどうかなのだそうです。 中高年が「やばい」を若者と同じような意味で 平然と使うようになったら、「やばい」は そういう意味の日本語として定着していく。 中高年が使わなかったら、 単なる若者言葉としていずれ消えていく。 日本語が変化していくのは若者のせいではない。 大人の責任なんですね。 若者に好かれるのではないかと迎合して、 ついつい若者言葉を使ってしまいがちですが、 「これは認められん」という言葉は使わない覚悟も 必要なのではないでしょうか。
まゆの感想
ああ、その通りだなぁ…自分が、
認められないと思う言葉は使わない、 残したくない言葉は使わない、 気恥ずかしくなる言葉は使わない、 そして、できるだけ美しい日本語を残したいと思いました。 これは、大人の責任なのだと自覚して。 以前も書いたことですが、 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」とか 「あなたの言葉が、春のようにあたたかく 優しいものになったとき、世界もあなたに 優しくしてくれるのです」 「美しい言葉を贈れば、優しい言葉が返ってくる」 など、言葉遣いは、その人を映す鏡だと思うこのごろです。 時々、私は、乱暴な言葉を使います(情けないですが…) そんなことも反省しながら…できるだけ、 穏やかで、美しい言葉を使っていきたいと思います。 |
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