■2009年10月08日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ニュートンは重力の法則を導き出すために、
40年もの歳月を観察と計算と照合に費やし、こう言っています。 「私が成し遂げられたのは、忍耐強く考えられたからだ」 スコットランドの経済学者アダム・スミスは、 「国富論」を書くのに10年をかけました。 ノア・ウェブスターは辞書の編纂に36年費やしました。 ダーウィンの進化論は、彼の生涯をかけた 辛抱強い努力の末に発表されたものです。 ベートーベンは、ほとんどの楽曲を 何度も書き直して完成させたといわれています。 エジソンは、電球を発見するまでに 1万回の失敗を重ねました。(略) 忍耐力をつけ、“気長にやる”ことが できるようになると、人生はもっと楽しくなります。 元気が蓄えられ、いらいらが解消し、 偉業を達成することもできます。
まゆの感想
あるアメリカの遺伝子研究者が、
TVのインタビューでこんなことを言っていた。 (以前のメモから) 「人間の寿命は、伸びているのに、 研究する時間はどんどん短くなっています。 もっと時間をかけてもいいはずです。 いいえ、本当はかけなくてはいけないのです。 本当に大切なものには時間をかけなくてはいけないのです。 そうしないと、本当のものは見えないのです」 本当にそうだなぁと思いつつ聞いていた。 お金を得るための仕事では、時間をかけることは そうそうできることではないけれど、せめて、 何かを育てるとき(愛も子育てなども)には、 たっぷりと時間をかけよう、 自分の好きなことを研究するときにも時間をかけよう、 また、自分の一生かけてのテーマの追求には、 好きなだけ、必要なだけたっぷりと時間をかけたい… そして、その時間を楽しみたい…と私は思っている。 今どきは、時間をかけること、時間がかかることを 嫌う傾向にあるけれど、それが人間から、 何かすることの楽しみや生きていく楽しみを 奪っているのではないかと思う。 大切なことには、怖れず、焦らず、時間をかけること、 それが、忍耐力をつくり、生きる力ともなり、 本当に偉大なものを創る力にもなっていくように思う。 |
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