■2009年10月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
嫌われている人は、
目に見えない役割を担っている。(略) 職場でも家庭でも、あるいはもっと大きな団体、 地域、自治体、国家であっても、共通の敵を設定することで、 人心を一つにまとめることができます。 少々仲の悪い人であっても、自分たちの代表を応援する、 という点で同士になります。 皮肉なことですが、嫌われ者のおかげで、 人々は仲良くなっていくのだと言えます。 ということは、共通の誰かをほめて、 人間関係を深めることもできるということです。 いずれにせよ、話題を提供してくれる人は貴重です。
まゆの感想
例えば、職場で、
「仕事が本当にできない!」 「なにをやっているかわからない」 と回りからぶつぶつと言われる人、 友人同士の間で、 「なにを言っても、聞かない」「信じられない~」 と言われるような人、 家庭で、 「役に立たない」「なにもやってくれない」 なんて冷たく言われている人、は、 どこにでもいるものだ。 そして、集まれば、 その人のことをいつも話題にし、ぶつぶつと言いつつ、 その人の話で盛り上がる…そんなことが多い。 また、その人をスケープゴート(悪者)にしつつ、 回りの協調が保たれている、なんてこともある。 この本では、そんな人をほめてあげようと言っている。 私は、そんな人がいてくれるから、 仲間間の共通の話題はつきず、 その人と比較され、大抵のことは許され、 多少の失敗があっても自分のことが話題に上らず、 その人をみて、我がふりを見直すこともできるので、 そんな人がいてくれて…正直、ありがたいと思う。 もちろん、いれば、イライラもし、腹も立ち、 その人がいなかったら、どんなにいいかと思うこともあるが、 そんな人がいるからこそ、自分が楽ができることもあるし、 また、言い訳や責任転嫁できることもある…と知っている。 そんな人がいなかったら、世の中、話題がなく ゆとりもなくなり、もっとぎくしゃくするのじゃないかとも思う。 だから、そんな人を、ほめるまではいかないけれど、 排除することなく、そんな人の存在もちゃんと受け入れ、 そんな人にも違う面があることを忘れないようにしたいし、 感謝の気持ちも持っていたいと思う。 |
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