■2009年07月15日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
同じことを2回繰り返すのは、効率が悪い。
ものを2倍覚えた方が賢明だと、多くの人は思い違いをする。 しかし、それは錯覚である。(※本書にはグラフあり) いったん覚えたものを、 一週間後にもう一度繰り返し勉強したとする。 この段階では、一週間前に覚えたことの8割はまだ記憶している。 残りの2割も、一度頭に入れたものなので、 わずかな労力で思い出すことができる。 2回目に記憶しようとするときは、おそらく 初めて覚えるときの、半分以下の労力で十分なのである。 それなのに、2回同じことを繰り返せば、一年後の記憶量は、 (受験生に対しては収穫量と説明している)倍増する。 さらに、もう一度繰り返して勉強する。 3回目は、すでに9割以上は記憶している。 残りの1割もすでに2回繰り返しているのだから、 覚える労力は大したことはない。 ところが収穫量はまた倍増するのだ。 つまり、忘れないうちに、 なるべく早く繰り返せばいいのである。 では、何回繰り返せば、一年間、記憶を維持できるのか? 脳生理曲線の実験データでは、 「平均4~5回」という数字が出ている。 それだけ繰り返せば、忘れなくなるのだ。
まゆの感想
つまり、新しい知識、新しい単語を次々と覚えようとするより、
こつこつと同じ知識、単語を4回~5回繰り返し覚えれば、 記憶が定着し、忘れなくなるということだった。 (ちなみに受験などでは、一年間記憶力を維持することが 必要なので、このやり方が特に力を発揮するそうだ) 例えば、英語を覚えるにも、 新しい教材、いろいろな教材に飛びつくのではなく、 一冊の教材をじっくりと何度も繰り返し(最低4回)、 勉強した方が身につき、さらにいうと、 それを実践で使うといいそうだ。 なるほど~、そうだったのか、と初めて、 自分の物覚えの悪さの原因を知った気がした。 私は、繰り返ししてなかった… 繰り返しするより、新しい単語、知識を詰め込み、 覚えようとしてばかりいた… 覚えるためには、同じことを最低4回、 できれば、5回は繰り返すこと、 そして、身に付いたら、使ってみること。 |
|