■2009年07月10日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人間の書いた書物は、その内容を頭から信じるための
金科玉条として存在しているのではない。 そこからさらに考えていくためのヒントとしてあるのだ。 正しいかどうかということではなくて、 一つの見解として存在している。 結論として見解がどうあるかではなく、 どのようにしてその見解に達しているかが問題なのだ。 そこを見極めるのがもっとも肝心なのだ。 そこを見ようとするときに、わたしたちの頭脳は、 ようやく動きだして、「考える」ことを始める。 ここに知性の始まりがある。
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