■2009年04月09日の「今日のことば」■
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なぜ、世の中に悩まない人はいないのでしょうか?
ひとつには世の中は、 自分のためにあつらえてつくられたものではないからです。 つまり世の中は私たちの欲求充足のためにつくられたもの ではないので、私たちの意のままに動いてくれません。 ということはどんな人でもフラストレーション (意のままにならない不満・不快・怒り・挫折・失望・困惑・葛藤 要するに俗称「悩み」のこと)を持たざる得ないということです。 第2の理由は、人生の重要問題の多くは、当人にとって 初体験ですから(例、入学・就職・恋愛・結婚・育児・社交) 試行錯誤は避けられません。つまり失敗がつきものです。 失敗を通して少しずつ知恵がついてくるわけですが、 その過程は苦しいものです。 ああでもない、こうでもないと悩むからです。
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この本によると、悩みがあるのは当然のことで、
誰にでも、必ず「心を悩ませること」があるということです。 「心を悩ませること」また、「心の痛み」は人それぞれ違う。 私の「心を悩ませること」「心の痛み」が、他の人にとっては それほどのことでなく、もっと違うその人なりの、 「心を悩ませること」「心の痛み」があると思う。 また、例え、表面上は能天気に見える人でも、 元気そうに見える人でも、その人なりの 「心を悩ませること」「心の痛み」があると思う。 とかく、他の人の「心を悩ませること」「心の痛み」は、 たいしたことがなく、自分のそれの方が、 はるかにしんどく、大変に思えるものだ。 そして、このしんどさ、大変さをわかってほしくなる。 しかし、残念ながら、なかなかわかってはもらえない… 相手もまた、相手なりの「心を悩ませること」「心の痛み」 があり、しんどさ、大変さを抱えているのだから。 こんなお互いさまのこと…相手もしんどさ、大変さを 抱えていることを忘れないようにしたいと思う。 |
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