■2008年09月29日の「今日のことば」■
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高い目標と地道な努力、それが仕事で
成功するための両輪ではないでしょうか。 人生においても、自分の血肉となる体験は 非凡な出来事だけから得られるものではありません。 ドラマチックな出来事だけが「体験」ではないのです。 これといって特別なことがない平穏無事な1日からも、 私たちはたくさんの栄養を得ているはずです。 平凡さから得た栄養と、非凡さからもたらされた滋養の間に 差があるわけではなく、平凡な日の積み重ねの果てに、 非凡な1日が訪れてくるのです。 むずかしい球をときどきホームランする打者。 やさしい球を確実にヒットにする打者。 野球にも、こういうタイプの別があるようです。 非凡なひらめき型と平凡な積み重ね型ともいえますが、 私が買うのは後者です。 そこに「平凡のなかの非凡」を見るからです。
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さらに、この本では、こう言っています。
「仕事においても、大きな仕事をするがミスが多いタイプと、 小さな仕事こそ手を抜かないタイプがいれば、 私の評価が高いのは後者です。 そこに才人の切れ味はないが、意欲や熱心さや真摯さがある。 そういう人は、「偉大な凡人」であるからです。 おれには何の才能もない、 これといって特徴もない「凡人」だ。 こういう人は、実は伸びる素地をもった人です。 その平凡さに徹底してこだわってみるといい。 特別な才能がなければ些事の名人になればいいのです。 些事をていねいに、間違いなくこなす人を 世間では有能と呼びます。 逆に、些事や雑事や地味をバカにする人は、 同じ小さなことで必ず足をすくわれるものです。 小さな仕事こそていねいに、そして仕事に心ごと 自分を投げ入れることができる人だけが、 充実感とともに、いい成果をあげられる。 これまでの人生からも私はそう信じています」 この本を読んで、自分なりの目標を持ちつつ、 些事を手を抜かずすることの大切さ、 コツコツと努力していくことの大切さ、 今の仕事に心を込めることの大切さ、 そんな当然ながらなかなか自分のものとなっていなかった 基本的なことをきちんとすることが、とても 大切なのだとあらためて感じることができました。 地に足をつけた仕事の仕方に立ち戻らせてもらいました。 |
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