■2008年01月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
バイオリアクションは、
自分がいま責められている、自分は窮地に追い込まれている、 こういった考えに陥ると生じます。しかし、 事実に対する自分のとらえ方は、選択することができます。 たった1つの選択肢ではなく、複数の選択肢を持つことで、 バイオリアクションから解放されます。 相手の言葉が直接自分に影響しているわけではありません。 相手の言葉に対する自分の解釈、 その解釈の影響を受けるのです。 たとえば、 「その言葉は、自分をバカにしている」 そう解釈すれば、それなりに反応します。 もし、別の解釈、 「何か事情があって、心にもないことを 言っているのかもしれない」 そう解釈すれば、それに沿った反応を呼び起こします。 バカにされたから怒るのでありません。 バカにされたと解釈するから、 バイオリアクションが起こるのです。 解釈の幅を広げること、様々な解釈を試みること、 それによってバイオリアクションから自由になります。 バイオリアクションから解放されていると、 より簡単に、相手の肯定的な意図を見つけられます。 また、どんなにひどいことを言われても、それに刺激されず、 反対に相手にいまの状況を思いやる気持ちを持つことも できるようになります。
まゆの感想
バイオリアクションとは、
生体反応で、刺激を受けると感情的に反応してしまい、 自分をちょっと否定されただけでも、攻撃的になってしまう、 ことです。 人には、そのことばを言われると、ついつい反応してしまう、 どんなに押さえようと思っても反応してしまう、 そんな言われたくないことば、聞きたくないことば、 言われると恐ろしいことばなどがあります。 そして、そのことばを聞くと、好むと好まざるにかかわらず、 毎回同じような反応をしてしまいます。 そういう自分にとっての 「バイオリアクションことば」があるのです。 この「バイオリアクションことば」は、 人によって全然違うものです。 自分にとっての「バイオリアクションことば」が 相手には全然平気なこともあり、また逆もあります。 自分が、どんな「バイオリアクションことば」に 反応しがちか、そのことばを知っておくと、 「ああ、私はこのことばを言われるとイヤなんだ」 とちょっとそのことばと距離を置くことができ、 いつもより冷静な対応ができます。 また、相手は、どんな「バイオリアクションことば」に 反応するかを見つけておき、そしてそのことばを 使う時には、意識し、気をつけると、 不毛な言い争いや怒りを避けることができます。 人には、そんな弱点ことばがあるのです。 ちょっと気をつけましょう。 |
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