■2007年12月20日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ビルは長年、歩道をひと足ひと足踏みしめて、
ドアをノックして回り、断られても断られてもくじけなかった。 ノックしたあとの反応がどうであろうと、たとえ返事が なかろうがと不機嫌な声が返ってこようと、 あきらめることなく歩き続けた。 ビルには心をしずめる呪文がある。 「次の家では、イエスと言ってくれる。 次の家では、イエスと言ってくれる…」 この文句をくりかえし唱えつつ、ポートランド北部丘陵地の 坂を一歩一歩のぼり、にこやかな顔で家々を訪問する。 たとえ先月、 「何度言えばわかるの?ほんとにもう、二度と来ないで!」 と言われた家であっても訪れる… 気持ちもあらたに、意気揚々と。 数ヶ月、ときには数年にわたってドアをノックし続けて、 ついにビルは砦を攻め落とす。
まゆの感想
今日は、脳性まひという障害を持ちながら、
大手会社の売り上げNO1まで上りつめた ビル・ポーターの紹介です。 彼は、「手が不自由、そして言葉も不自由」でした。 想像を絶する、幾たびもの惨めな出来事にもあいました。 けれど、彼は「自分に障害はない」といい、 自分を信じ、あきらめず、くじけず、楽しみながら、 セールスという仕事に賭けて、 そして、信じられない結果を出していったのです。 この本の中に、こんなことも書かれています。 「「ノー」という語も、彼にかかればちがう意味合いを持つ。 「もっと時間に余裕のあるときにもう一度きてください」 とか、 「今度は、もっと役立つ商品をもってきてください」 とか。 ビルは、だれかに「ノー」と言われたとき、提案や 主張を少し修正してほしいという要望だと受け止める」 そして、ビルは、 断られても、何度も何度もノックしてきたという。 この話は実話で、読むと心が洗われます。 そして、自分にでもできるはずと思えます。 クリスマス休暇、お正月休暇にでも 読んでみてください、おすすめです。 |
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