■2007年09月13日の「今日のことば」■
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1本の棒を立てようと思っても、
なかなか立つものではない。 たとえ立てることができても、左右からの衝撃が 加われば、簡単に倒れてしまう。 しかし、1本の棒に対して左右から2,3本の 支えをつけておけば、なかなか倒れなくなる。 家を建てるときにも、大黒柱の周りに、たくさんの 梁をつけて頑丈な構造にするのは、支えがあるほど、 家の強度が高まるからである。 このアナロジーは、私たち人間にも当てはまる。 感情がグラグラしていて、いつでも不安な気持ちで 生活している人は、支えてくれる人が少ないのである。 「支え」が多い人ほど、不安が消える。 逆にいえば、人間関係のネットワークを たくさん張り巡らせ、何か問題が起こったときには、 すぐに助けを求められる人のほうが感情は安定する。
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昨日の安倍総理の辞任劇をみて、
あまりの突然の崩れ方に、思わず、 「支え」がなかったか、弱かったのだろうな、 と感じてしまった。 「支え」となるものを作り上げてこなかったのか、 「支え」を求めなかったのか、 「支え」を求めても得られなかったのか… もちろん事実はわからないけれど、 そんなことを感じさせる辞任に私には思えた。 この本によると、 天才たちには、必ず献身的な親やモデルがいて、 「他人からの支え」に励まされていたからこそ、 顕著な業績をあげることができたのだいうことだ。 その支える役割を果たしているのは、 1位 親、あるいは、親代わり 2位 知人 3位 ライバル 4位 優れた先人 5位 先生 だそうだ。(D・サイモントン教授調査から) 人は、1人で何でも乗り切れていけるほど強くないと思う。 いろいろな「支え」があってこそ…だと思う。 そんな自分を支えてくるものを大切したい… |
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