■2007年08月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
結婚しかり、就職しかり、子どもしかりで、
人は自分の人生がかかっているような重大なことに対しては、 往々にして過大な夢や期待を持ちやすいものだ。 何も期待しないリアリストになれと言っているわけではない。 もちろん、夢や期待を持たなければ、 自分の人生をより良い方向に向ける力は湧いてこないだろう。 だが、まさに 「過ぎたるはなお及ばざるが如し」である。 過大な期待は何も期待しないのと同様、 いやそれ以上に悪い結果を招きかねない。 だからこそ、自分が思っていたレベルの、せいぜいが 70%か80%の結果ならば上出来なのだ。 70%の結果がでれば上出来であると考えよう。
まゆの感想
人は、自分にも、他人にも、環境にも、ひそかに期待をする。
日々、大きな期待も、小さな期待もひそかにいっぱいしている。 適度なところで期待して、満足できればいいが、 ひそかに100%以上期待して、その期待がかなわなくて、 心底がっくりとして、やる気をなくすことも多い。 そして、そのがっくりを何度か経験すると、 がっくりするのがイヤで、無理に、期待することを 押さえつけて期待しないふりをすることもある。 しかし、やっぱりどこかで期待する気持ちはある。 いったん期待すると、どうしてもその期待にとらわれる。 その期待値が、知らずに基準値になってしまって、 それに達しないと、なんだか自分がダメに思えたり、 自分がないがしろにされているように思えたり、 その環境に不満を持ったりする。 しかし、その期待値はあくまで、 自分の期待値であることを忘れてはならないし、 その期待値が自分では、いくら、 「たったこれだけのこと」と思っても、 高めに設定されているのだと思った方がいいように思う。 だから、その期待値の、70%だったら、 よし、とする、上出来だと思う方がいいし、 それ以上に達したら、それはもう感謝すべきだと思う。 少なくても、こんなふうに思った方が、 がっくりの感情に振り回されて、 いたづらに、やる気をなくさなくてすむし、 その方が自分も回りも楽でいられると思う。 適度に期待するのはやめて、 そして、達成度は70%で、よし、としよう。 |
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