■2007年03月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
決断するということは
「いくつかの選択肢から、何かを選ぶ」ということ。 ところが、ここに、 わたしたちを躊躇させる大きな問題が隠されている。 就職の例で考えるとわかりやすのだが、仮にあなたが Aという会社を選んだとしたら、それはすなわち 「BやCという会社を捨てる」ということを意味しているのだ。 つまり、決断とは 「何かを選び、それ以外のものを捨てる」ことなのである。 選ぶだけ、決めることだけが決断ではないのだ。 あなたが決断を下せず思う悩むとき、そこにはかならず 「選ぶ難しさ」と「捨てる難しさ」が同居している。 その事実を知っておけば、自分が 「選ぶ」ことに悩んでいるのか、 「捨てる」ことに迷っているのか、 わかるようになるはずだ。
まゆの感想
言われてみれば、確かに…そうだ。
「選ぶ」ということは、何かを「捨てる」ことだ。 あるいは「諦める」ということでもある。 自分にとって、どっちの要素が大きくて、 選択出来ないか、決めることができないのか、 整理してみるといいかもしれない。 自分の欲をあれもこれも全部満たせる、 完璧な選択なんてないし、 間違いのない決断、なんていうのもないと思う。 しかし、人は、できれば、完璧な選択をしたいし、 間違いのない決断をしたいなどと思うのだ。 つまり、欲張ってしまうのだ。 そして、余計に、選択や決断を難しくして、 時間ばかりをかけることになったりするのだ。 いろいろな欲が頭の中を渦巻いて、わけが わからなくなったりするのだ。 迷った結果がよければまだいいが、 だいたいは、そうやっても不満が残るものだ。 自分の「決断」や「選択」するときのクセを、 一度見直してみるといいかもしれない。 |
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