■2007年03月10日の「今日のことば」■

「今日のことば」

高校二年生のある少女が援助交際に走り、
警察に補導されたことがありました。
幸い、学校には通告されず、大事には至りませんでしたが、
少女の両親が激怒したのはいうまでもありません。
ところが少女は悪びれた様子もなく、それどころか、
両親に向かってこんな理屈を並べて反論したそうなのです。

「あんたたち（両親）にそこまで言われる筋合いなんてない。
　だって、ふたりともいつも私にこう言っているじゃない。
　「世の中、お金がすべてだ」って。
　その私が誰にも迷惑をかけず、
　自分の身体を使ってお金を稼いでどこが悪いの」

娘からこう言われたとき、親は何も言い返せませんでした。
彼女の父親は典型的な銀行マンで、
「お金があれば幸せになれる」ということを口癖のように
いい続けていたようです。

		出典元	「運命の道」は見つけられる
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	諸富 祥彦

おじゃるさん、こんにちは。

ホント、どう切り返すことができるでしょうね…
親がいつも言っていることをくつがえすこと、
むずかしいですからね。
子どもは子どもなりに解釈するし…。

でも、この娘の行為に対する親の態度は、
「理屈なしにそれはだめ、やめろ」ではないかと
思います。その上で、自分たちの行動を反省しないと、
いけませんよね。

「ことば探し」で、説得できることばがみつかったら、
すごく嬉しいなぁ…

まゆさん、こんばんは。

いつものことば探しとはちょっと切り口が違う
今日のことば、とても考えさせれました。


自分の子供に「私の体を使ってお金を稼いでどこが
悪いの」って言われて、それを否定する理由と共に
きちんと答えられる親がはたしてどれだけいるで
しょうか。

大事な体だとか、お前のためだとか、お金が足り
ないなら小遣いＵＰするからとか、そんなありき
たりの答えなんかじゃ子供は納得しないでしょうね。
第一、そんな答えを返す親自身、その答えに本当に
納得しているのかどうか疑わしいです。

自殺問題にしてもそうですが、行為そのものが
目的ではなく、子供からのシグナルなんだと
いうことに親が気がつかなければいけないんで
しょうね。


え？、自分にこの場合のような娘がいたとしたら、
どう答えるか？
・・・１時間、時間をもらって、「ことば探し」の
「今日のことば検索」で、娘に返すことばを探し回り
ます（笑）。