■2007年03月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「大事を成さんと欲すれば、
小なることを怠らず努べし。 小積もりて大と成ればなり」 こう言ったのは、かの二宮尊徳翁である。 世の中はとかく小事を厭い、大事を欲するが、 本来大事というものは、小事の積もったものである。 なぜ小事が大切なのか。 それは仕事も日常も、しなければならないことの 90%は平凡な小事であるからだ。 やるには別に難しくなく、誰にでもやれる。 だが、それを倦まずたゆまず積み重ねていくのは 容易なことではない。 大事は小事の積み重ねで成るのである。
まゆの感想
この本では、
小事や雑事ができる人(名人)は大物だと言っている。 仮に、大事を成す人でも、小事や雑事をこなせ、 その大切をわかっている人でないと、 大成せず、ゆくゆくはうまくいかなくなると。 小事や雑事は、細かくて面倒でしかも、 いつもあって、終わりがなくてやっかいなものだ。 毎日あって、なくならないのだ… ときどきため息をつき、イヤになる。 しかし、毎日の仕事や生活は、 本当に小事や雑事で成り立っている。 この小事や雑事の積み重ねの先が、 大事になるのかどうかはわからないが、 この小事や雑事をこなし、それを積み重ねていかないと、 大事が成り立たないのはわかる。 仕事でも生活でも、小事や雑事を大切にしてこそ 足場が固まり、自信がつき、 しっかり立てるのではないかと思う。 |
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