■2006年12月12日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
悟りとは、自分の花を咲かせることだ どんなに小さな花でもいい 誰のものでもない 独自の花を咲かせることだ 他の人々からどう嘲笑われても、 認められなくても、 無駄骨になってもいい。
まゆの感想
この本の中にこんな話が書いてあります。
略して書くとこんな内容です。 一羽のオウムがエサを探して奥山で道に迷ってしまいました。 迷っていると、この奥山の鳥や獣たちが出てきて、 「明日送ってあげるから、僕たちのねぐらにおいで」 と、言って、食べ物も、あたたかいねぐらも、 さらに、一緒にオウムを囲むように寝てくれて、 オウムはすっかり安心して眠れ、次の日に無事に家に帰ります。 ところが、ある日、この奥山が火事になったのです。 オウムはいてもたってもおられず、何度も谷川に行き、 水で体を濡らし、奥山の火にその体の水をかけました。 しかし、その水は、2~3滴しか落ちませんでした。 それを見て、仲間達はこう言いました。 「そんな水で火は消せない、骨折り損だ」 すると、オウムはこう言ったのです。 「私の持っていく水は僅かです。あの大火事は消えないかも しれません。でも、あの火の中に、私にこのうえもなく 親切にし、助けてくれた友だちが、いま苦しんでいるかと 思うと、私はやめることはできません。 私は、水を運びます」 といって、せっせと水を運び続けました。 すると、奇跡が起こり、大粒の雨が降ってきて火事が消えるのです。 これは、「雑宝蔵経」の仏教説話だそうです。 今どきは、一生懸命にやる人がバカにされ、 役に立たないことはせず、うまく立ち回る人が、 生き上手で、利口で、成功者と思われがちですが… 私は、この世の中は、ムダもあり、骨折り損もあり、 役に立たないこともあり、遠回りもあるけれど、 しかし、それでもその中で、 一生懸命にやって生きるほうが、 自分の人生を生きてるという実感が持てると思っています。 人がなんと言っても、どう思われても。 自分のいっぱいの力を込めて、 コツコツやること、地道にやること、 一生懸命にやること、魂込めて打ち込むこと、 そんなことを大切にしたいと思っています。 |
|