■2006年09月04日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
同じような価値観を持っていて
何かと意見が合うような人達とは、 衝突も起こりにくいが、 学ぶものもほとんどないということである。 何かと癪に障り、口を開いただけで むっとくるような人間のほうが、 むしろ真の教師と言えるのだ。 何かにつけてこころの平穏が乱される相手は、 自分の信念が不十分で、本当の安らぎや悟りに 至ってないことを教えてくれる人物なのだ。 そういう意味では、その人は最良の教師なのである。
まゆの感想
この本では、さらにこうも言っている。
「ずる賢くて、思慮が浅く、いまいましくて、 ものわかりの悪い人こそ、人生の師なのである。 同じ価値観と意見を持っている人たちや、 見ず知らずの人に対してだけ穏やかな気持ちでいられる というのは、本当の安らぎでも悟りでもない。 自分がまだ完全ではないことを教えてくれるような人たち… 彼らは人生の師だ…に対しても穏やかでいられるように なったとき、はじめてあなたは、 真の安らぎに至ったと言えるのだ。」 ああ、真の悟りや安らぎへの道は遠そうだ… 人生の師は、あちこちに結構いて、 私は、そんな人たちにとても太刀打ちできない。 せいぜい、心の中で、 「さっさといなくなって…」 「こんな人といて、やすらぎなど感じたくない」 などと思うのがせいぜいだ。 しかし…、そういう「人生の師」を見ていて、 「こんなふうになるまい、なりたくない」 と思うことは確かにある。 「反面教師」ということだけど、 そう思えば、確かに学ぶことは多い。 せめて、そう思うことにしよう… そんな「人生の師」からも、学ばねば… |
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