■2006年06月29日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
他人の不快な感情、
しかも理屈に合わない感情を目の当たりにすると、 わたしたちはなんとかして相手を説得したくなる。 相手の矛盾を少し突けば、すぐに考えを 正してくれるはずだと思ってしまう。 こういう場合、相手に自分の正しさを 押しつけるのはいい気持ちだ。 相手よりも数段利口になった気分を味わえる。 ただ、ひとつだけ問題がある。 相手は頑としてこちらの説得を受け付けようとしない。(略) こと感情的な反応に関して論理は無力である。
まゆの感想
感情を発散させる人を目の前にすると、
なんとかしたくなるものだ。 そして、論理的で冷静なことを言って、 相手を落ち着かせようとして、 ますます相手の感情に火をつけてしまうことがある。 「あなたは、何もわかっちゃいない」とか言われて。 (少なくても、私はそういうことがある) では、どうするか… この本では、こう言っている。 「感情は緊張を呼ぶ。そして発散できる場をもとめる。 だから相手がなんらかの感情にとらわれ緊張が 高まっていると感じたら、まずは表現させる。 第三者がなにを言っても無駄だろう。(略) だからここはぐっと言葉を飲み込んで、 相手に話をさせることに集中する」 すると、発散できた相手は、落ち着き、 こちらの話しも聞く余裕ができるということだ。 「こと感情的な反応に関して論理は無力である」 なるほど…そうだと思う。 この言葉を、肝に銘じておこう、 そうすれば、きっと相手の感情に 火をつけることはなくなるはずだ…たぶん。 |
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