■2005年11月16日の「今日のことば」■
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![]() 私は、いつも1番言いたいことが 言えなかったわ。 2番目に言いたいことしか言えない。 本当の気持ちをストレートに言うのが、 なぜか怖くて… それはとても勇気がいることだったの。
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案外、こういう事って多いのではないだろうか。
1番言いたいことが言えず、 2番目に言いたいことを言う… それで何となくお茶を濁し、 相手に察してもらうことを願う。 (しかしだいたいは察してもらえない) そう… 1番言いたいことを言うのは、 とても勇気がいることなのだ… その勇気が持てず、或いは、 その1番言いたいことが自分でもわからず、 1番に言いたいことを言わずにすます… なので、1番わかってほしい気持ちとか、 1番わかってほしいことがわかってもらえず、 フラストレーションが静かにたまっていく。 よく、こんな話しが例に出される。 家族でどこかに行こうとして、 父、母、子どもの行きたい場所がみな違うとき、 3者が3者でちょっとづつ遠慮し、本音を言わず、 結局3者の妥協点を見つけ、それを実行する。 しかし、誰も心から満足できない結果になり、 3者がちょっとづつ不満を残し、 そして、それぞれが自分は我慢したと思う。 そして、自分が犠牲になったと感じる。 そんなことが積み重なっていく… 自分が 「1番言いたいこと」 「1番わかってほしいこと」は ことばに出して、言ってみた方がいいと思う。 特に、自分にとって大切な人には。 確かに、勇気はいる… しかし、言ってみないとわからないこともある… 私は、言った方がいいと思っている。 しかし、そうするなら、 相手にも1番のことを言う自由を 認めなくてはいけない。 そして、それを聞く勇気も持たねばならないと思う。 相手も、勇気を出して言っているのだから。 つまり、言う勇気、聞く勇気が 必要なのだと思っている。 |
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