■2004年12月03日の「今日のことば」■
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「彼のジョークってつまらないし、
バカにされている気がする」 残念なことに、このごろでは、 一方にとってだけ「おかしくて」、 相手はつねに「傷ついている」というような ユーモアが横行しています。(略) さらに、男女のちがいを比較していくと、 男性はジョークを言うのに、スケープゴート、 つまり「コケにできる人」を用意します。 女性だって茶化したり、風刺したりはするかもしれませんが、 女性のジョークにスケープゴートはあまり登場しないものです。 ほとんどの女性は、他人の不幸を笑うようなジョークには 加わりたくないと思っていますし、 自分たちが男性のジョークのネタにされたときに、 それをおもしろがっているふりも、したくないのです。
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男性の言ったすべてのジョークではないが…
とても笑う気になれなくて、 時として対応に困ることがある。 男性同士では、ウケ合っているのだが… 他の人の身体的特徴をネタにする場合や、 女性のことをネタにする場合がそうだ。 聞くに堪えない時があるし、笑えない事が多い。 せいぜい、 「いやーね、そんな風に言うもんじゃないわよ」などと やんわりたしなめるの精一杯だ。 ジョークを聞くことによって、 居心地が悪くて、いたたまれなくなったりするのだ。 顔をしかめたいこともあるが、 場もあるので押えたりしているが、内心は、 「そんなのジョークじゃない、全然おかしくない、 もっと楽しいジョークを言えないわけ?」と 言ってやりたい気持でいたりする。 (傷つくと思うから言わないが) 「女にはこのジョークが通じないないんだよ」 などと言う人がいるが、うん、通じないのだ。 正直、通じたくもないのだ。 それに、男女の笑えるツボや、 ジョークのネタそのものが違うと言う気もする。 なので、男性にとっては、 女性の言っているジョークは物足りなくて、 一緒になって笑えることは少ないかもしれない。 仮にそうであっても、どうであっても、 男女が一緒の場にいるなら、 せめて、身体的特徴や、女性をコケにするのはやめて 男性も女性も一緒に楽しく笑えるものがいいと 心から思うのだ。 それでこそ、 楽しいジョークと言えると思うのだ。 |
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