■2004年12月02日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
たいていの人は、自分より下の人が言うことになど、
熱心に耳を傾けることはしないのである。 たとえば、軽蔑している相手から、 なにがしかの提案がされたと想像していただきたい。 あなたは、社交的な礼儀として、一応は 「なるほど、そうかもしれないね。ふん、ふん」などと 型通りに答えるかもしれない。 しかし、自分の胸に手を当てて、もっと本音をさぐってみよう。 すると、もうひとりの自分が、 心のどこかで嘲笑っているのに気づくはずだ。 「そんなのでうまくいくわけがないだろう」 「生意気なやつだ」 「オレに物を言うなんて十年早いんだよ」などなど。
まゆの感想
確かに、聞かない気がする。
軽蔑してる人、呆れている人、性格が悪い人などの 話は「聞くのもいやだ」と思ってしまう。 仮に聞いても、素直には受け入れられないように思う。 「一応は聞いておくよ」という態度で、接するが ほとんど、流してしまうだろう… こうしてみると、 耳を傾けて、話を聞いてもらうと言うことは、 話を聞く側より、話す側の方に、 何かひとつでも上のもの(大きなものでなくていいから) あるいは、認められるような何かを 持っていないと駄目なのなのだなぁと思う。 よく「話を聞いてもらえない」と言う人がいるけれど、 その人に、聞いてもらえるだけのその人自身の裏付けが 少ないのかも知れないなぁ。 |
|