■2004年10月10日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
まゆの感想
日本は「お墨付き症候群」に陥っているらしい。
何かをするとき、買うとき、 誰かの、何かの「お墨付き」がほしいのだ。 「お墨付き」があれば、安心するからだ。 例えば、日本国内の小さな企業が これまでどこもやっていない商品を開発したとする。 とてもいい商品であるにもかかわらず、国内では 「実績がない」 「社名を聞いたことがない」 「企業規模が小さい」 「ブランド力がない」などという理由で、 取引してもらえない(らしい) そこで海外に売り込むことになる。 海外で採用され、その商品が評価されると、 日本国内企業が群がってくる…そういう事象が多いという。 海外で評価を受けたという「お墨付き」を得たのだ。 そうなって初めて、その商品を受け入れる。 なんだか情けない話だ。 ところが「中華思想」というのは、 「おれが考えて解を出さなければ、 世界のどこにも、わかるやつはいない」 とする考え方であり、 「お墨付き症候群」とは対局にある考え方だという。 取引するとき、誰かの評価など当てにしないし、 誰が何かを言っていたとしても、 自分の感覚、目を信じるのだ。 つまり「自分が一番思想」なのだ。 誰かの評価を当てにする国と、 自分が一番と思っている国。 どちらが生き残っていけるのだろう。 どちらが強いだろう… |
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