■今日の「おすすめ本」■
2008年6月11日
- タイトル
- こころがホッとする考え方
- 著者
- すがの たいぞう
- 出版社
- すばる舎
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
クライアント(患者)から学んだ、こころの持ちようや、生き方など、
「心の処方箋」をわかりやすく教えてくれる本です。
著者はこう言っています。
「ちょっとしたことで悩みやすいということは、逆に考えると、
ちょっとしたことで元気になるということだ。
そういうわけで、ものの見方や考え方がちょっと変わるだけで、
心に元気が出てくるようなことがたくさんある。
この本はそんな「ちょっとしたこと」をぎっしり詰めこんだ、
私なりの「心の処方箋」の集大成である」
ということで、94の処方箋が書かれています。
例えば、
○友だちは少なくてもいい
○マイナス思考も悪くない
○対人理解はほどほどでいい
○平凡だっていいじゃないか
○趣味がなくてもかまわない
○評価は低いくらいがちょうどいい
○自己矛盾も人の本性
○「ありのまま」では生きられない
○努力のしかたも人それぞれ
○どっちつかずはストレスの素
わかりやすい例を取り上げながら、さまざまな見方、考え方を
教えてくれます。見方、視点を変えてみることの大切さが
この本を読むとよくわかると思います。
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
大事なことは、相手がどのような気持ちで 「辞めたい」と言っているか、そこの見極めである。 自分がこう思っていることを伝えるのは後々の話しでいいし、 しない | アドバイスを求められると、なんとなく嬉しくなって、 あるいは、適切に応えようとするあまり、 相手の思いや気持ちを、じっくり聞く前に、 ついつい、自分の考えや | 2014-01-31 |
集団の中で、自分の役割をきちんと果たすことが大切だ。 誰とどううまくやるかばかりに関心がいってはいけない。 職場であれ、サークルであれ、クラスであれ、 そ | 誰かと仲良く、ただうまくやっていくことだけを 「人間関係がよい」ことだと思っている人は多い。 波風立てず話を合わせ、いつも一緒だったり、 よく飲んだり、遊 | 2008-02-02 |
人というのは、 「この人はこういう人なんだ」 「自分はこうなんだ」 と決めたがるものである。 人には、考えることをできるだけ節約しようとする 傾向 | 誰かの性格、自分の性格など、 決めつけた方が、何となく落ち着くので、 割りと安易に、決めつけたりしてしまう。 そして、一度決めつけると、その決めつけは、 | 2006-07-23 |
人間関係が「豊か」であるというのは、 量の問題ではない。 友だちがたくさんいるかどうかではなく、 その友だちとの関係の質が問題なのである。 | 「たとえ仲のいい友だちが千人いると豪語する人でも、 実際のところ、真に自分を理解してくれる人は、 ほんの数人というところであろう。 だから、「友だち | 2006-03-28 |
人は、誰もが自分なりに 気を遣っていると自負している。 だから自分が配慮していることにこだわり、 それが伝わらないことを一方的に不満に思う。 | 自分がやった気遣いは すばらしいことのように思う。 それをわかってくれないと、 なんて、鈍感なんだとか、 なぜ、わかってくれないのか、 なぜ、同じよう | 2006-03-25 |