■今日の「おすすめ本」■
2024年12月9日
- タイトル
- 「正しさ」にふりまわされないコツ
- 著者
- 和田 秀樹
- 出版社
- 朝日新聞出版 (2016/5/20)
- おすすめ度
- ※おすすめ度について
自分の「正しさ」にも他人の「正しさ」にもふりまわされずに、
上手に折り合うコツをつかめば、人生もっとラクになる!
精神科医が教える自分らしくしなやかに生きる心の習慣。
真面目で優しい人ほど
「正しさ」や「正解」「正義」と向き合ってしまう。
「正直者は損をする」「正義という刃」の言葉のように、
「正しさ」は取り扱いを間違えると、自分やまわりを不幸にする。
精神科医が説く「正しさ」との付き合い方。
【目次】
第1章 「正しさ」で自分をおいつめない
●ほんの少し「自分にも他人にも甘く」を意識する
●目的を忘れてプロセスにこだわりすぎない
●「別の人生もある」と頭の片隅に代替案を用意しておく
●あきらめて他の人生を生きることも大事にする
●「開き直る」とは、今の自分を肯定すること
ほか
第2章 争わない「正しさ」の貫き方
●「どちらかが正しい」ではなく、「どちらも正しい」と思う
●「かわいそう」という正しさを他人に押しつけない
●「もし、自分がその立場になったらどうするか」を想像する
●他人の愚痴に正論で返さない
●「よそはよそ。うちはうち」のスタンスでいる
ほか
第3章「正しさ」と「損得」のバランスを考える
●「正直者はバカをみる」という言葉を真に受けなくていい
●「金銭的に損」より「精神的に損」を計算する
●人生の最期までみないと本当に損かどうかはわからない
●「多数派が正しい」という状況では、根回しも大事にする
●「組織内の正しさ」はほどほどに守ればいい
ほか
第4章 自分の中の「正しさ」を見直す
●自分の中になる、親から教え込まれた「正しさ」を書き出す
●先生や友人から刷り込まれたスキーマに気づく
●ムーブメント的な「正しさ」には乗っからない
●「正義の味方」気分に気をつける
●一つが「黒」でも、すべてを「黒」にしない
ほか
第5章 優しい「正しさ」とは何か
●「言葉だけ」ではなく「行動」も重視する
●困っている人の立場に立って、その人の目線で考える
●「優しさ」は同じ形では返ってこない
●人を動かすのは、「正しさ」ではなく「優しさ」
●「正しさ」を考え続ける「優しさ」もあると信じる
ほか
この本からのことば | 感想 | 掲載日 |
---|---|---|
あなたは 「自分は損をしているな」 と考えることはありませんか? まっとうな人ほど、 ちゃんとした人ほど、 正しいことをしている人ほど、実は、 | 著者の和田さんは、 人生において、損か得かなどは、 最期までいかないとわからないと言います。 また、 「金銭的に得」だけど、 「精神的に損」という | 2023-12-16 |
真面目で責任感の強い人は、他人の愚痴に対しても 「解決してあげなくちゃ」と 全力で正論をぶつけてしまいがちです。 「そういうときは、こういうふうに | 愚痴をきかされると、なかなか黙って聞けず、 早々に、 「だったら、こうした方がいいんじゃない」とか 「へぇ~。でさ、この間ね…」などと 正論を言ったり、 | 2020-09-16 |