■2004年08月21日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
本人(康生の母)は言いましたね。
「2位になったことで、あんなことをしたんじゃない」んだと。 あの場面で教えたかったのは、誰もがつねに康生の味方を してくれるわけではない、ということと、 康生の心の中に、自分が県予選で負けるわけがないという、 奢りに近いような過信があったんじゃないかと、言うことでした。 そんなことは、これからの勝負の世界では、 絶対許されないことだと、いうことを ここで教えにゃいかんと思った、と言ったんです。
まゆの感想
これは、井上選手が高校三年のインターハイ神奈川予選大会決勝で
判定で敗れて2位になったとき、井上選手の母親が、 表彰式で泣いていた井上選手が手に持っていた2位の表彰状を 奪い取って、「お前に2位の賞状は似合わない」と言い切り、 破り捨ててしまったという話しの後日談である。 このとき井上選手の母親は回りから 「康生選手も負けることがあるから、あんなことしなくて いいのに」と批判めいたことを言われたそうである。 しかし、その時の母親の心境は、上記のものだったのである。 今回、井上選手は負けてしまった。 残念と思うより、とても寂しい気持ちでいっぱいで、 どうにも腑に落ちない感じがしている。 井上選手に何があったのか… 大きなプレッシャーに負けたのだろうか? 奢りがあったのだろうか… (私にはそう思えないが) 勝利の歯車がどっか狂ってしまったのだろうか。 かなりの怪我をしていたとの話しも聞こえてくる。 ともかく、ともかくだ、 井上選手の大ファンの私は、 井上選手には、 今回のことを糧にして、もっと井上康生その人に なってほしいと思うのである。 井上選手の道を見つけてほしいと願うばかりである。 |
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