■2004年05月13日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私たちは、とかく言葉で
「どうしたの、何かあったら言って」と 心配するふりですませてしまいがちです。 が、人間関係はそんなところから、 崩れていってしまうものなのです。 「心配するふり」は、 本当はその人と関わっていません。 ふりはあくまでも そのように振る舞うということですから、 どこかおざなりなところがあります。 そのおざなりな部分を、 相手は見抜いてしまうのです。 そこから、信頼関係が失われていくのです。
まゆの感想
「何かあったら言って」と、
確かに言うことがある。 相手が悩んでいる時か、落ち込んでいる時で、 しかし、話を聞く時間がなくなってきたり、 話しを打ち切る時に使う気がする。 「何かあったら言って」の その後は、なんと続くのだろう。 また、話しを聞いてあげる、かな、 どうにかしてあげる、かな、 出来ることがあったら、手助けするから、かな。 どれにしても、 でも出来れば言ってこないでね、というような 思いもこもっているように思う。 (私だけか、こう思うのは…) もし自分が誰かに、 「何かあったら言って」と言われたとして、 何かあったら言うだろうか… おそらく、そんなに簡単には言わないと思う。 そして、言うときには 相当な決心をして言うだろう。 そう考えると… この「何かあったら言って」は 社交辞令に近いのかもしれない。 お茶を濁す、って感じに近いかもしれない。 ある意味での遮断に近い感じがする。 あまり、いいことばではないと感じる。 それよりは、 「また聞いてあげるから、辛くなったら、 いつでも言ってね」の方がいいように思う。 |
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