■2026年05月25日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る|
「人は、自分の物語にすがりついて生きている」 これは、臨床心理学者の高垣忠一郎先生の言葉です。 すがりつくべき物語がなければ、 人は生きていくことができません。 たとえ、それが不幸の物語であったとしても、 その人が生きていくためには必要なのです。(略) ただ、少なくても 「人生をレースに見立て、それに勝ち続ける物語」は、 一生すがりつくには非常に脆弱であろうと思います。 なぜなら、人は永遠に競争に勝ち続けることはできず、 一生のうちに必ず弱者の側に回る瞬間があるからです。 「力が強い」「頭がいい」 「お金持ちである」『一流企業の社員である」 「名誉がある」「容姿が美しい」…。 これらはすべて、競争の世界の中で 明確に「価値がある」とされているものであり、 現代社会ではこれらを望むことが良いとされ、 これらをつかむことができれば 多くの人から称賛されます。 しかし、これらを手にすることを 自分の物語の中心に据えると、失ったときに 身を寄せるものがなくなってしまいます。
心療内科医の鈴木さんは、人生の物語について、
こういっています。 「競争的な価値観から適度に距離を置くことは、 自分本来の物語をつくるうえで とても重要だと私は感じていますし、 そうした世間の価値観(評価基準)を 必ずしも満たしていなくても、 「私はこうして生きています」と 自分の言葉で言えるようになれば、少なくとも 不幸な人生はないだろうと思います」 例えば、 ○自分は誰からも嫌われたくない ○美しく(優秀)あらねば価値がない ○いつも一番でいたい ○自分は誰より偉い などといった、こんな物語、 言い換えれば執着や意地、思い込みを 強く持ち続ければ、いずれ生きづらくなっていく、 ということですね。 鈴木さんは、このような生き方に対して 「「嘘のない物語」が人生を支える」 と言っています。 「嘘のない物語」… この言葉に自分の人生物語を 振り返ってみているところです。 まだ、嘘っぽいな、と。 |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
