■2019年07月02日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
一生忘れられない恩師の言葉 人には誰でも、忘れられない恩師の言葉というのがあるだろう。 小学校5年のころだったと思う。 生徒たちが人に隠れて何か許せない行為をした。 まだ若かった担任の女教師は、悲しそうな顔をして言った。 「あなたたちは誰も見ていないと思ってこんなことを するんでしょうが、じつはいくら隠れてやっても、 いつでもどこでもちゃんと見ている人がいるんですよ。 それが誰かわかる?」 生徒たちは口々に、 「神様、仏様、お天道様、風、天狗様、幽霊、イエス様…」 などと答えたが、先生はみんな違うという。 「それはね、□□□自身よ。 どこに隠れて一人でやったとしても、□□□自身だけは、 □□□のやることをいつも見ているでしょう?」 これは子ども心にショックで、 一生忘れられない言葉になった。
まゆの感想
□□□の中に、どんな言葉を入れますか?
もうおわかりでしょうが、以下の言葉です。 「それはね、あなた自身よ。 どこに隠れて一人でやったとしても、あなた自身だけは、 あなたのやることをいつも見ているでしょう?」 これは、20代の女性教師が語った言葉でそうで、 大人になった今でも忘れられない言葉となり、柳下さんは、 「おかげで悪いことはできなくなった、とまでは言い切れないが、 厳しい世の中でふと手抜きやごまかしの誘惑にかられたとき、 先生の言葉がささやきかけるのである」 と言っておられます。 私も、心理学の恩師に、 「自分は自分のやったことをちゃんと見ているんだぞ。 否定しても、見ないようにしても、しらばっくれても、な、 誰が知らなくても、自分はやったことをちゃんと知っているんだぞ」 というようなことを言われたことがあります。 そのとき、柳下さん同様ガツンときて、 「そうだ、自分は、やったこともやらなかったことも、 実はちゃんと知っているし、わかっているなあ」 と実感し、嘘を言ったり誤魔化したりすると、 自分の中で葛藤するようになり、そのようなことは、 「しないようにしよう」と思うようになりました。 もちろん、100%とは、とてもいきませんが…(汗) |
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